IGGG の GitHub Pages の開発環境の Dockerイメージを作る

IGGG 名古屋支部のひげです。

久々に更新。

Docker がマイブームだったので、この iggg.github.io の開発環境も Docker 化しようという話です。

基本的に話は簡単。
Windows上でやるせいで悪戦苦闘したという感じです。

開発環境

ワタシのパソコンはこんな感じ

  • Windows10 Home
  • Docker ToolBox
  • Docker version 17.03.1-ce
  • VirtualBox 5.1.18

Windows10 Home なので Docker for Windows は使えず、仕方がないので VirtualBox を利用する Docker ToolBox を使ってる。

Dockerfile

いろいろ参考にしつつ、試した結果、これだけで良い。

FROM node:6
RUN npm install -g hexo-cli

このサイトは Hexo を使っているので、Node.js が必要だ。
なので、ベースは公式の node Docker イメージを使った。

これに,hexo-cli をインストールした。
-g はグローバル環境にインストールするというオプション。

あとは、

$ cd C:\Users\hoge\git\iggg.github.io
$ docker build -t iggg-ghio .
$ docker run -it -v /c/Users/hoge/git/iggg.github.io:/app -p 4000:4000 iggg-ghio /bin/bash

などして bash を実行する。
-v オプションで、現在のディレクトリを /app にマウントしている。

そして、Dockerコンテナ内で

$ npm install --no-bin-links
$ hexo clean
$ hexo server

を実行する。
ワークディレクトリにマウントするため、ビルド時に npm install をするわけにはいかない。
そのため、ビルド後のコンテナ内で npm install をしている。
また、--no-bin-links を指定しないと、Windows ではうまくいかない。

これで、VirtualBox で指定したIPアドレス(ToolBoxを使ってなければ localhost)の4000ポートにアクセスすれば見れるはずだ。

docker-compose

docker build してからの操作が多いので docker-compose にまとめてしまおう。
本来の使い方とは異なってるが、こういう用途でも十分使える。

blog:
build: .
volumes:
- .:/app
ports:
- "4000:4000"
command: ./run.sh
working_dir: /app

run.sh

#! /bin/sh

npm install --no-bin-links
hexo clean
hexo server

Windowsだと、ここで docker-compose up しても次のようなエラーが返ってくる。

ERROR: for browser  Cannot create container for service browser: invalid bind mount spec "C:\\Users\\hoge\\git\\iggg.github.io:/app:rw": invalid volume specification: 'C:\Users\hoge\git\iggg.github.io:/app:rw'
ERROR: Encountered errors while bringing up the project.

原因はパスの指定の仕方で、相対パスで .:/app としてるとおかしくなる。
ググった結果

COMPOSE_CONVERT_WINDOWS_PATHS=1

と書いてある .env ファイルをカレントディレクトリに置くことうまく動作した。

あと、よく怒られたのが、run.sh の改行文字で、LF でないといけないのに、Windows では時折 CRLF に書き換わる(gitで落としてきたときとか)。

実行

docker-compose up して特定のIPアドレスの4000ポートを見ればうまくいく。

おしまい

思いのほか時間かかった。
やっぱ Windows での開発はなかなかきついね。